ハンドメイド販売を始めてしばらくすると「商品に同封できる、自分のショップのカードを作りたい!」と思い始める作家さんはとても多いです。
そこで今回はハンドメイド作家さんに向けて、
- ハンドメイド販売におけるショップカードの重要性
- ショップカードに記載したい内容
- ハンドメイドショップのカードを作るための3つの方法
をご紹介していきたいと思います!
作るべき?ハンドメイド販売におけるショップカードの重要性
ハンドメイド販売において重要なものはたくさんありますが、その中でもショップカードはかなり重要なアイテムといえます。
ショップカードを作ることで得られるメリットは、以下の通りです!
- お客様にお店の名前を憶えてもらえる
- SNSやハンドメイド通販サイトに誘導できる
- イベント時や他ショップに商品を置くときに役立つ
- リピート購入に繋がる
ハンドメイドイベントで作品を販売したりヘアサロンになどに作品を置いてもらったりする際、ゆっくりお客様とお話することができなくても、ショップカードがあれば素早く作品やショップの情報をお客様に伝えることができます。
また、SNSやハンドメイド通販サイトに誘導できるQRコードも記載することで、よりお客様の購買意欲を喚起することができるでしょう。
作家さんの名刺代わりとなるショップカードは、お店の名前を憶えてもらうためだけでなく、多くの役割を果たしてくれるアイテムなのです。
ショップカードに記載すべきこと
では、具体的にショップカードには何を記載すれば良いのでしょうか。以下に必須事項をご紹介します!
これらの必須事項にご自身のアレンジを加えて、オリジナリティ溢れるショップカードを作成してみてくださいね。
ショップ名
ショップ名は一番わかりやすい場所に記載しましょう。
ロゴマーク等がある場合は併せて記載すると良いでしょう。
ショップのコンセプト
どんなお店なのか、またどんな作品を販売しているかを、簡潔に表現し記載します。
いわゆるショップの「キャッチコピー」です。(例えば…「オトナ女性のための天然石アクセサリーSHOP」など)
おしゃれにしすぎたり英語を使ったりするよりも、わかりやすく、伝わりやすい言葉を選ぶと良いでしょう。
SNSやハンドメイド通販サイト情報・QRコード
SNSのアカウント名は必ず記載しましょう。
その際、簡単にアクセスできるようURLをQRコード化し記載するようにしてください。
SNSアカウントに誘導することで、商品紹介だけでなくメッセージ機能を利用した直接のやりとりや、オーダー品の受注をすることもできます。
SNS運用はハンドメイド販売において必須ツールです。まだ始めていない方は、これを機に始めてみてくださ
いね。
おすすめのSNSは、ハンドメイド商品のターゲット層である2,30代女性のユーザー登録者数が多いInstagramです。
【注意点】記載しない方が良い内容
ご自身の住所や氏名、連絡先などの個人情報はトラブルにつながる危険性があるため記載しない方がベターです。
メールアドレスに関しては、もし記載するならGmailなどのフリーメールアドレスを使うようにしてください。
ハンドメイド販売のショップカードを作る3つの方法
ここではショップカードの具体的な作り方をご紹介します。
ここでは以下の3つの方法をご紹介します。自分に合った方法を見つけて、ぜひ実践してみてください
ね。
①アプリ「Canva」を使用して作成する
無料で利用できるCanvaというアプリを用いて作成する方法です。
スマホ・パソコンどちらからも使うことができ、課金コースもあるのですがショップカード作成であれば無料プランで十分です!
デザインソフトを使わなくとも、豊富に用意されたテンプレートを用いてショップカードを作成できます。
- 写真やイラストなどの素材→100万点以上
- フォント→130種類以上
と、素材はかなり豊富。
- デザインのタイプを選択します。ショップカードのデザインでは「名刺」を指定します。
- テンプレートから好きなテンプレートを選択してください。
- 素材(写真やイラストなど)も好きなものを選択します。自分で撮った写真のアップロードもできます。QRコードを入れるには、QRコードジェネレーターを使用し、PNGかPDF形式の画像ファイルでCanvaにアップロードします。
- テキストの追加、画像の加工などをしてデザインを仕上げます。
- データを保存し、印刷します。
ショップカードを自分でデザインしたいけれど、最初から作るのは難しそう、という人はまずは気軽にCanvaで作ってみるのをおすすめします。
CanvaではショップカードだけでなくSNSに投稿する画像やサンキューカードなども作ることができます!
無料なので、まずは気軽に使ってみてください。
②印刷屋さんに外注して作成する
2つ目は、印刷会社のデザインサービスを使用しそのまま印刷を外注する方法です。
代表的な会社はラクスル・BEST PRINTなど。
各社のページ上でテンプレートを選択し、必要事項を入力した後購入するだけで簡単に作成することが
できます。
印刷枚数によっては割高になってしまいますが、上質な紙に美しいプリントが施されたショップカードを作成することができます。
たくさんのカードを配布予定の方や、外注して浮いた時間を制作に充てるなど作業効率を上げたい方にはおすすめの方法です!
③手書きでショップカードを作成する
すべて手書きでショップカードを作成するのもなしではありませんが、イベントなどで大量に配布する際には不向きです。
「気持ちのこもった1枚」と言うことはできますが、SNSのURLやQRコードは手書きできないため、あらかじめその部分のみ印刷した後ショップ名やコンセプトを書き足すと良いでしょう。
紙質はクラフト紙などのあたたかみのある素材を選ぶとより手作り感が伝わる仕上がりになるのでおすすめです。
手書きはかなり時間がかかるので、タイムロスにつながるかも…。
制作時間をとにかく確保したい!と言う方には向いていないかもしれません。
【番外編】自宅で印刷がうまくできない場合、データをスマホに保存してコンビニで印刷可能!
「canvaでデザインを作ったは良いものの、自宅で印刷ができない…」「プリンタの設定や接続がうまくいかない」
このような場合でも、作ったデザインは破棄しないでください!
- 上記の方法でショップカードを作成した後PDFデータ化して保存
- データをスマホに送る(airdropでも、Gmailなどでも可)
- 印刷アプリを経由して最寄りのコンビニで印刷する
ショップカードのデータを作成して自宅で印刷するには高額なインクジェットプリンターを用意しなければなりませんが、コンビニ印刷ならプリンター本体へ投資することなく簡単に印刷することができます!
また、コンビニ印刷であれば印刷会社に外注するよりも時間がかからず、かつ好きな枚数だけ印刷することができるのも大きなメリットです。
対してコンビニ印刷にはデメリットは、大量印刷には向いていないということ。
ちょこっと印刷するだけなら十分なのですが、100枚単位で印刷するとなると…コンビニでは難しいかも。
また、用紙を自分で選ぶことができないため特殊な加工やオプションを施すことができず、紙の厚みも
薄いです。
最寄りのコンビニでサッと印刷できるというのはやはり魅力的ですが、デメリットも理解しておきましょう。
とりあえずショップカードを作ってみたい!という初心者の方や、イベント間際でお急ぎの方などは、
便利ですのでぜひお試しくださいね。
コンビニ印刷におすすめのアプリはPrintSmashやBiziCard(ビジカード)などです。
CanvaデータをプリントしたいならPrintSmash、デザインからコンビニ印刷まで1つのアプリで完結さ
せたいならBizCardがおすすめです。
まとめ
今回はハンドメイド販売におけるショップカードの重要性や、具体的な作り方をご紹介しました。
売上アップに貢献し、さらにはハンドメイドショップの「ブランド化」に一役買ってくれるアイテムであるショップカードは、作家活動において必需品といえます。
ぜひ、 “ 自分らしさ ” を詰め込んだ素敵なショップカードを作ってみてくださいね。