ハンドメイド作品の委託販売は、収入を増やすための選択肢として有効です!
とは言っても「委託販売」…いったいどんな店舗に委託するのが良いの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ハンドメイドの委託販売先にピッタリな「カフェ」にフォーカスしてお話をしていこうと思います!
現在ハンドメイド商品の委託販売を考えている…と言う方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ハンドメイド委託販売先にカフェがおすすめな理由
まずは、ハンドメイド商品の委託販売先にカフェがおすすめな理由をご紹介していきます。
たくさんの人の来店が見込める
1つ目の理由は、たくさんの人の来店が見込めるからです。
ハンドメイド雑貨の販売は、雑貨屋さんが第一選択として挙がるかもしれませんが…
- 一般的な雑貨屋さん:既製品・工業製品を扱っているため、素人のハンドメイド作家が入り込める余地がない
- 地域の雑貨屋さん/ハンドメイドショップ:「ハンドメイド雑貨」をわざわざ買いにその店舗に足を運んでくれる方が限りなく少ない(すでにファンが付いている作家さん向け)
これが実情です。
対してカフェに来るお客様は「休憩する」「軽食を食べる」のが目的。そのついでにハンドメイド商品を見る、と言うことになりますよね。
こうするとつまり、全く関わりのない方達にあなたのハンドメイド商品を知ってもらえるきっかけが生まれるんです…!
街中を歩いていると、目に入ったものを「かわいい!」と思いつい買ってしまうことがありませんか?
あのイメージ、そのままです。
そもそも商品を買ってもらうのには知ってもらうこと(宣伝)がとても重要です。
ハンドメイドショップ=ハンドメイドに興味がある方・作家さんのファンしか来店しないのに対し、カフェであればより多くの方の目に止めてもらえるのが強みです。
カフェは飲食店の中でも雑貨販売のハードルが低い
みなさんは、普段食事をするレストランや定食屋さんにハンドメイド商品が置いてあるところを見たことはありますか?
おそらくほとんどの方が「ない」と答えるのではないでしょうか。
これはレストランや定食屋さんには老若男女たくさんの方が来店するので商品のターゲット層と合わないことや、食事の匂いうつりの問題…などから、ハンドメイド販売スペースに向いていないのが大きな理由です。
対してカフェは、飲食店の中でも雑貨販売のハードルが低い傾向にあります。
- 来店する客層がある程度定まっている(女性が多い/店内の内装のテイストなど)
- ゆっくり過ごされる方が多いので、展示しているスペースを目に留めてくれる方が多め
- ハンドメイド作品の展示で、店内が華やかになる
- 飲み物+軽食の提供がメインなので、匂い移りの心配が比較的少ない
- カフェ側からすると、展示場所のレンタルで副収入の確保ができる
このような理由から、委託販売依頼のハードルは比較的低いと言えるんです。
委託販売スペースを確保している店舗が比較的多い
「カフェ」はそもそも、一般的な飲食店と違い収入が不安定になりがちだったり、時期によってお客さんの増減があり収入が不安定になりやすいことが多いです。
そのため、上でも少し触れましたが” 店舗内での委託販売業務 ” を想定し、ディスプレイスペースを確保した作りになっていることが結構多いんです。
ホームページに「レンタルスペースあり・委託販売相談受付中」など記載がある場合も!
スペースがあることがわかれば、委託販売の問い合わせもしやすいですよね。
ハンドメイド委託販売先のカフェの探し方は?
では次に、ハンドメイド委託販売先の探し方を3つご紹介していきます。
できればこの3種類、全て併用しながら探すのがベストです!
ネットから探す
まず最初に取り組みたいのは、ネットから近くのカフェをピックアップすると言う作業。
- 定期的に通っても苦にならない距離感
- 店内の様子の画像や、レンタルスペースについての記載はあるか
- いつから、どのくらいの期間営業しているお店か(経営状態がしっかりしているか・お客様が入っているかどうかの判断)
これらのざっくりとした情報を洗い出しましょう。
実際に店舗に出向いて探す
ネットからある程度の情報が拾えたら、次に実際に店舗に出向いてみましょう。これは委託販売をするにあたっては必須です!
- 店舗・店員さんの実際の雰囲気
- メニューや価格感・お客様の層
- レンタルスペースがあるかどうか/設置に対応してくれそうか
- 自宅からどのくらいの距離・時間がかかったか
ネットでは収集できない情報をメインに確認してみましょう。
地域のマルシェなどに出店して情報を集める
こちらは少しハードルが上がりますが、すでに地域のマルシェなどに出店している作家さんであれば、委託販売先の情報をマルシェで集めることも可能です。
他の作家さんからの情報だったり、カフェでマルシェが開催されていることもありますね。
人脈をうまく使うと、良いお店を紹介してもらえるかもしれません。
ハンドメイド委託販売をカフェに依頼する流れ
①店舗を探す
上で紹介したポイントを押さえつつ、リサーチして委託販売先候補を探します。
できるだけたくさんのお店を見て、2〜3店舗までに候補を絞ると良いでしょう。
②問い合わせをして空き状況・料金確認
店舗が決定したら、いよいよ問い合わせです!
- 委託販売の受付はしているかどうか(販売予定のアイテム・テイストなどを伝える)
- スペースレンタルにかかる料金と種類、タイミング
店舗に直接電話をしても良いのですが、もし相見積もりを取るつもりならメールで連絡する方が進めやすいかもしれません。
候補を1店舗に絞っているのであれば、直接行って空いている時間を見計らい声をかけても良いと思います!
③契約
問い合わせ後に話がまとまったら、契約に移ります。
多くの場合は店舗側から指示された書類にサイン・捺印する形で契約が成立します。
④店舗でディスプレイのイメージ
契約が済んだら、店舗の都合を確認したのちディスプレイ作業を行います。
- どのくらいのスペースを使えるか?
- どの商品をどのように展示するか?
- それぞれの商品はどのくらい置くと見栄えが良いか?
など、店舗の方と相談しながらイメージを作っていきましょう。
⑤納品・販売開始
ディスプレイのイメージ作業が完了したら、いよいよ納品して販売開始です!
商品管理やデイリーメンテナンスは店舗の方が行ってくれることが多いですが、自身も定期的に足を運んでチェックするのがおすすめです。
⑥売れ行き調査
販売を開始してしばらく経ったら、売れ行き調査を行なってデータを保存しておきましょう。
わかりやすくておすすめなのは、1ヶ月単位でのデータ採取。経理業務をする上でもやりやすいタイミングだと思います。
定期的に調査を行い、問題点があれば洗い出して改善していくといった努力も必要です。
⑦店舗の商品が無くなる前に定期的に納品
販売が軌道に乗れば、どのくらいのペースでどの商品がなくなるかなんとなく予想を立てることができます。
その予想を元に商品が足りなくならないよう製作し、定期的な納品を行いましょう。
ディスプレイスペースが閑散としていると寂しい印象になり、売れにくくなります…。
ある程度の商品量を保てるような製作計画を立てましょう♪
このあとはひたすら⑥・⑦を繰り返す流れになります。
売れっ子ハンドメイド作家を目指して、製作活動を頑張っていきましょう!
カフェへの委託販売は、成功すれば安定した収入の柱に!
ハンドメイド作品の委託販売先として最適な「カフェ」。
もちろん委託販売をしたからといって絶対に稼げるわけではありませんが、製作・販売に本気で取り組んで成功することができればかなり強い収入源の1つとなる可能性が高いです!
ネットでの販売は正直、検索結果やSNSの上位表示が取れるか?がキーポイント。
対して委託販売では、その地域にあなたのファンが作れるのが強み!
今後ハンドメイド製作・販売を安定したお仕事にしたい!と考えている方は、ぜひ一度カフェでの委託販売を検討してみてくださいね。