2021年から始まったメルカリのネットショップ開設サービス、「メルカリShops」。
- 気になっているけど、通常出品や他サービスとどう違うんだろう?
- 使うにあたってデメリットはあるのかな?
など、いろいろ気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ハンドメイド作家としてメルカリショップスを利用していた私が実際に感じたメルカリショップスのメリット・デメリットをご紹介していこうと思います。
メルカリショップスの4つのデメリット
まずは、私が実際に出品していて感じたデメリットの部分からご紹介していきます。
①販売者情報が公開されるため、完全匿名での出品ができない
1つ目のデメリットは、特定商取引法の関係で自分の個人情報をネットショップ上に載せる必要があるという点。
これは主に、私のような個人でお仕事をしている方がネックに感じる部分だと思います。
特にハンドメイド作家さんといえば、自宅で副業お仕事をしている方が圧倒的に多い職業。
家族と住んでいる家の住所や、自分の実名をネット上で公開するのは抵抗がある、という方もかなり多いはずです。
2022/4より、住所・電話番号を非公開にすることができるようになりました!
これにより公開されるのは氏名(屋号)のみとなりますので、出品者的にはかなりの安心材料になりそうです。
②販売手数料がかかる
メルカリshopsの利用にかかる手数料は、
- 販売手数料:一律10%
- 振込手数料(出金時):200円
の2種類です。
他のサービスと比較してみると…
販売(決済)手数料 | |
---|---|
メルカリshops | 10% |
minne | 10.56% |
Creema | 10% |
BASE(スタンダード) | 月額0円+3.6%+40円(利用料3%) |
BASE(スタンダード) | 月額5,980円+2.9%(利用料0%) |
STORES(フリープラン) | 月額0円+5% |
STORES(スタンダード) | 月額2,980円+3.6% |
- ハンドメイド販売サイト(minne・Creema)と比較すると同水準
- ネットショップ作成サービス(BASE・STORES)と比較するとやや高めだが、メルカリの方が分かりやすい
ということが分かります。
がっつりハンドメイド販売を仕事としていきたい場合は、メルカリshopsよりもネットショップ作成サービスの方が安くなるケースが出てきそうです。
③関連ショップが表示されるため、他のショップに顧客が流出しやすい
メルカリshopsは、顧客が商品を見ている時に関連ショップ・商品が表示されます。
BASEやSOTRESのように独立したオンライン店舗ではないため、顧客が他のショップに流出してしまうケースも多いでしょう。
すでにファンの獲得・固定化ができている作家さんにとっては、デメリットに感じる部分があると言えそうです。
④サイトデザインのカスタマイズができない
メルカリshopsは、大幅なデザインの変更ができません。
出品者側ができるカスタマイズは、ピックアップ商品をまとめてカテゴリ別に表示をする設定です。
例えば…
- 期間限定
- キャッシュバック・割引対象
- セール商品
などをショップトップに固定するイメージです。
カラーや表示の変更はできないので、「ショップ内をおしゃれにしたい!」というニーズに対応することは難しいのが現状のようです。
メルカリショップスの4つのメリット
ここまではデメリットの部分を解説してきましたが、メルカリshopsにはそれを上回る大きなメリットも存在しています。
ここからはメルカリshopsのメリット4つをご紹介します。
①集客力がかなり高いので売れやすい
メルカリshopsのメリットは、なんといっても高い集客力と売れやすさ。
なんと月間利用者数は2,200万人以上との調査結果が出ています。
商売は売り手・買い手の両方がいなければ成立しませんが、買い手を見つけるためにはできるだけ多くの人にあなたの商品を知ってもらう必要がありますよね。
特にハンドメイド販売初心者さんの場合、ファンやリピーターが全くいない状態でゼロからのスタートになります。
商品を知ってもらうためにはネット上に広告を出す必要がありますが、実はかなりお金がかかる(数十万円〜数百万円にもなることも)ので、メルカリの集客力をたった10%の販売手数料で利用できるというのはかなり凄いことなんです。
手数料10%分の集客力は、間違いなくあると思います!!
②購入者視点で見ると、慣れているので買いやすい
次に、購入者視点で考えてみましょう。
メルカリユーザーからすると「メルカリ内にある商品」は購入のハードルがとても低いです。
普段使い慣れているアプリで、匿名配送と配送状況チェックができて、トラブル時も事務局が介入してくれる…
購入者が「ポチっ」としやすい環境が整っているんですね。
見知らぬネットショップよりも ” ユーザーが買いやすい環境 ” ができているというのは間違いないと思います。
③出品自体は無料でできる
上で手数料に関して触れましたが、ネットショップ作成サービスを使って本格的に運営をするとなると月額料金がかかることがほとんどです。
たくさん売れている作家さんであれば月額料金制の方がお得なことが多いのですが、ハンドメイドを始めたばかりの作家さんだと「売り上げがないのに月額料金を払わなければいけない=赤字」となってしまいますよね…。
その点、メルカリshopsであれば出品自体は完全無料でできるので、売れなかったとしてもマイナス料金を払い続ける必要がありません。
ハンドメイド作家デビューしたばかりの方にとっては「売れた分だけ手数料を払う」方式の方がメリットが大きいはずです。
④アプリでサクサク操作できる
メルカリshopsは、出品時の操作が簡単という点も大きなメリット。
ハンドメイド販売を始める前からプライベートでメルカリを使っていたことがある方であれば尚更、慣れた画面でサクサクと出品作業ができるのはありがたいですよね。
結局、どこを使うべきなの?おすすめは?
ここまでメルカリshopsのメリット・デメリット両面を解説してきましたが、「ハンドメイド作家は結局どっちを使うべきなの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
これに対して、現役ハンドメイド作家の私が考える『最適な使い分け』は…
- メルカリshopsがおすすめな人
…ハンドメイド作家になりたての方・ファンの獲得をしたい方・趣味の延長でハンドメイド販売をしたい方 - ネットショップ作成サービスがおすすめな方
…すでにファンが獲得できている方
こんなイメージになると思います!
手数料は10%かかってしまいますが、メルカリほどの集客力を考えると決して高くはないんじゃないかな?と個人的に感じます。
今の自分のレベルと売り上げに合わせて、販売するサイトを決めるのが大切です♪
\ハンドメイドの知識をチェック!/
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