【特集】「ハンドメイドが毎日売れる」を目指そう!

障がい者事業のハンドメイド作品が売れない…原因は何?

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障がい者福祉施設でハンドメイド作品を作っている作家さん・運営者さんの中には

  • 作品が売れなくて悩んでいる
  • 作ったは良いものの、どこでどうやって売れば良いのか分からない

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、障がい者事業としてのハンドメイド作品が売れない場合の原因についてご紹介していこうと思います。

目次

障がい者事業の一環で「ハンドメイド販売」は多いけれど…

障がい者福祉施設での生産活動として、ハンドメイドの作品を販売する動きは全国どの地域でもよく耳にすること。

牛革を使ったレザークラフトや、ビーズを使ったアクセサリー、小物や布製品など…。その種類も多岐にわたります。

クオリティの高い作品もとても多く、最近では地域のマルシェなどでも事業所の参加も良く見かけます。

しかしハンドメイド作品を作ったはいいものの、結局のところそれらの作品や商品が売れないことには作者に対して工賃を支払うことができませんし、現状でそれらのハンドメイド販売がうまくいっていない事業所さんが多いことも事実です。

企業からお仕事を貰って下請けとして働くケースでは、納品先が確定しているため「作業すればする分だけ」時給が発生しますよね。

しかしハンドメイド販売は、上の例と違い納品先が決まっているわけではありません。

つまり「作っても必ず売れるわけではない」ということをしっかりと理解した上で始める必要があります。

これは障がい者・健常者ともに変わらないポイントす。

障がい者事業のハンドメイド作品が売れない!5つの原因

①良いもの=売れるものとは限らない

やはり一番の原因はこれです。

これは福祉事業所に限らず言えることですが、「良い作品や商品」と「売れる商品」はイコールではありません。

どんなに良いものや良い作品であったとしても、お客様へのアプローチの仕方が適切でないと売れません。

逆に言うならば、ブランディングなどをしっかりと行い、需要にマッチすることができたのであれば、言い方は非常に良くないですが「多少クオリティが低いもの」でも売れるのです。

そのことを理解できていないまま先に作品を作り始めてしまうことで、『良い作品なのに売れない』というスパイラルを生んでしまうのです。

わざわざ障がい者事業所の物じゃなくてもいい

これは上の①項目で書かせていただいたことと似ているのですが、「ハンデを持った人が一生懸命作りました!」というのは、事業所や製作者の想いであって、お客様の購買意欲にはほとんど影響を与えません。

確かに、マルシェなどで直接販売をしているものに至ってはこの「心情に訴えかける」というのは有効的な場合があります。

しかしながら、それはただ単に購入者の“情”に訴えかけているだけにすぎず、そこで熱烈なファンを作らない限り、その場だけの付き合いになってしまい、安定した販売収益にはつながりにくいのです。

ハンドメイドの作品は基本的に“嗜好品”

ハンドメイド作品のその種類は多岐にわたりますが、アクセサリーやハーバリウムなどは基本的に“嗜好品”に分類されます。

つまり、日常的に購入するもの、生活必需品ではないということです。

例えばスーパーマーケットに売られているものは基本的にほとんどが生活必需品です。そのため、お客様は「買いたい」からくるのではなく「必要だから」来店するのです。

アクセサリー等の作品ももちろん “ それを必要とする人にとっては必要 ” ですが、基本的には狭い層に対しての販売になることをイメージしなくてはいけません。

販路の確立が非常に難しい

どの販売ビジネスにおいても、販路を確立することは収益を上げるうえで非常に重要です。

例えば農作物の生産などを行っている福祉事業所さんは比較的収益を上げていることが多く、その一番の理由は「販路の確立が比較的しやすい」ということがあります。

これは③でもお話ししましたが、農作物等の場合とハンドメイド作品(例えばアクセサリーや小物など)を比べたときに、それぞれを求める人(需要)の分母が圧倒的に違うのです。

また、手に取ってみたお客様が必ず購入してくれるかはまた別問題です。

ということは、分母の数が上がらないことには収益が上がる確率も下がる一方なのです。

突出したものを作り出すのが難しい

ハンドメイドの作品をお客様に実際に買ってもらうために、同じようなジャンルの他の作品と見比べたときに、突出したものを作り出すことが大変難しい部分です。

例えば「その地域でしか作れないもの」や「特別な材料を使っている」といった差別化が図れているのであれば話は別ですが、今は安価で色々なものが手に入る時代ですし、ましてやインターネットを使ってオンラインですぐに買い物ができる時代です。

その中であえて「障がい事業所で作られたハンドメイド作品」を買ってもらうということは、想像以上にブランディング技術が求められる世界なのです。

まとめ

障がい者事業所に限らず、ハンドメイドの作品には作者のこだわりや想いが宿っています。

障がい事業所でのハンドメイド制作を通して、スキルアップを図り、一般企業への就労を目指す方も多いです。

また、ハンドメイドの販売を通して収入を得たいと考える障がい者事業所も多いです。

しかし、そのこだわりや想いだけで収益につなげることはなかなか難しいというのが現状です。

これからハンドメイド販売をしたいと思っている・すでに始めている事業者さんは、まず今回紹介した「売れない原因5点」を参考にしながら、作品のブランディング化・販路の確率のための作戦を練っていく必要があります!


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