「商品には自信があるのに、なぜか全然売れない…」
そうお悩みの作家様…もしかしたら、その原因は商品画像にあるのかもしれません。
商品画像はハンドメイドショップにおける「顔」そのものです。
どんなに魅力的な商品でも、商品画像というフィルター越しにしかその魅力を伝えることはできません。
裏を返せば、商品画像が魅力的であれば商品の魅力を100%、もしくはそれ以上に引き出すことができるのです。
そこで今回は、お客様の購買意欲をより高めるような、魅力的な商品画像を撮影するためのコツをご紹介していきます!
ハンドメイドアイテムが売れる!商品画像撮影のコツ
自然光を取り入れる
商品を撮影する上で一番大切なのは「光」です。
光がうまく当たれば商品をより魅力的に見せることができ、うまく当たらなければ魅力は半減してしまいます。さらに「写真と違う」といったクレームが発生する可能性すらあるのです。
そこでぜひ活用したいのが「自然光」です。もちろん、商品撮影用の照明機材を用いるのも選択肢のひとつだと思います。
しかしプロの方が使うような照明機材はとても大がかりで費用も嵩みますよね。こんな時自然光を用いることで、手間や費用をかけずに商品の魅力を引き出すことができるのです。
自然光で撮影するときの主なポイントは以下の3つです。
- 晴れた日の昼間に、日当たりのよい屋内で撮影すること
…光が当たりすぎてしまうことがあるため、屋外での撮影はおすすめしません。日当たりのよい部屋の床か机上で撮影しましょう。 - 商品に直射日光を当てないこと
…こちらも光が当たりすぎてしまうため、直射日光は避けて撮影してください。 - 決まった時間、決まった場所で撮影すること
…撮影スペースを決めて、同じ場所、同じ時間で撮影するようにしましょう。光の当たり方や背景に統一感が出て、商品画像を並べたときにスッキリと洗練された雰囲気になりますよ。
自然光をうまく取り入れて、素敵な写真を撮ってみてくださいね。
加工アプリで加工する
上記の方法で商品画像を撮影した後、その画像をそのまま使用するのはおすすめできません。
どんなに上手く撮れた画像でも、一度加工アプリで加工することを強くおすすめします。
商品の雰囲気に合わせて色味を調整したり、背景をぼかしたり…このひと手間をかけることで商品画像は
より魅力的なものになるのです。
最近は無料の加工アプリも充実しており、気軽に画像を加工することができます。ちなみに筆者が愛用しているのは「Snapseed」という無料画像加工アプリです。
細やかな加工を簡単な操作で行うことができます。いちいち調整するのが面倒なときは、様々なフィルタ
ーも用意されているのでとても便利です。
商品そのものの色味が変わってしまったり、極端に「加工しました感」が出るまでやる必要はありません!
あくまで「商品をより素敵に、綺麗に見せる」ことを意識してシンプルな加工にとどめましょう。
撮影用小物(アイテム)を使う
商品自体が大きく華やかなものである場合はあまり必要ありませんが、小物類やアクセサリーの撮影に
はその商品をより引き立たせるようなアイテムを買うと良いでしょう。
写真のクオリティがグッと上がる上に、様々な商品に使うことができるのでぜひ購入いただくことをお
勧めします!
- アクセサリースタンド
…アクセサリーを撮影するときには必須のアイテムです。商品の魅力を引き立てるだけでなく、商品の詳細部をお客様にわかりやすく見せることができます。
ECサイト等に写真を投稿する際はトップ画像ではなく2枚目以降の詳細画像で使用するのがおすすめです。 - お皿・お盆・マットなどの敷物アイテム
…商品の下に敷くだけで、グッと雰囲気が増すアイテムです。「額縁」のような役割を果たしてくれるので、写真にメリハリが出ておしゃれ度を増すことができます。
商品よりも一回り大きいもの、画面を半分覆うような大きいサイズのものなど、様々な種類を揃えておくと良いでしょう。複数重ねることでより奥行きのある写真を撮ることもできます。
購入するアイテムは100円ショップなどで手に入る安価なもので構いません。
筆者は某大手北欧家具店の食器やランチョンマットなどをよく購入していました。 - アーティフィシャルフラワー(造花)
…商品に添えたり、画面の端を縁取るように配置したりすることで、とても華やかな商品画像に仕上げることができます。商品の大きさに合わせて、大小様々なサイズのものを揃えると良いでしょう。
最近は100円ショップにも種類が増えており、クオリティも十分なものがたくさんあります!
様々な角度から撮影する
ハンドメイド販売において、商品画像の美しさや華やかさと同じくらい大切なのが「情報量の多さ」で
す。
例えば衣類の縫合部分やパーツの接合部分など、様々な角度で撮影した細部の画像を掲載することで、
より多くの情報を伝えることができます。
手に取って商品を選定しているような安心感を与えることで、よりお客様の購買意欲を高めることがで
きるのです。
着用画像を撮影する
商品を身に着けたり使用したりしている画像を掲載することで、サイズ感や実際に使用したときのイメージが湧きやすくなります。
ポイントは、その商品を使用するであろう性別・年齢層の人をモデルにすることです。
清潔感がなかったり商品のイメージとかけ離れた人がモデルになったりすると返ってマイナスのイメージを与えてしま
うことがあるため注意してください。
どうしても適当なモデルが見つからない場合は、パーツごとのマネキンを使用するのも良いでしょう。
【番外編】一眼レフカメラを買う
近年のスマートフォンに搭載されているカメラはとても性能が良く、「カメラはいらない」と言う人も多いです。
しかし、これは筆者の経験談なのですが…一眼レフのカメラで撮影すると画質の差は歴然です。
何気なく撮影しても、スマホで撮影した画像とは比べ物にならない「奥行き感」や「繊細な雰囲気」があ
りました。
一眼レフカメラの価格はピンキリですが、安いものだと2万円ほどで購入できるものもあります。
少し高価かもしれませんが決して損ではない投資である、と筆者は考えます。
ネットで購入すればポイントも付いてお得ですので、ぜひ一度価格帯や種類を確認してみてくださいね。
まとめ
ハンドメイドアイテムが売れるための商品画像撮影のコツは以下の5つです。
- 自然光を取り入れて、商品をより自然に明るく見せる
- 加工アプリで加工し、自分好みの雰囲気にカスタマイズする
- 撮影用小物を使って商品の魅力を引き立たせる
- 様々な角度から撮影し、多くの情報をお客様に伝える
- 着用画像を撮影し、着用イメージをしやすくする
我が子のように大切な商品たち。
その「お見合い写真」を撮るような気持ちで丁寧に撮影された画像ならば、きっとお客様にその商品の
魅力が伝わることと思います。
今回ご紹介させていただいたコツの中に、少しでもヒントになるものがあれば幸いです。
1つずつでも良いので、よろしければ実践してみてくださいね。
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